iTunes接続での初期化方法と、すべてのコンテンツと設定を消去する方法を記載します。 
※iPad・iPod touch共通

  • 主な検証環境
    • iOS 9.3.3

確認事項

iPhoneの初期化は以下の2種類の方法があります。

① iTunes接続での初期化

iPhone内のデータを消去し、さらにiOS自体も新規で入れ変えする完全初期化

  • 長所
    • iPhone本体の故障(ハードウェア要因)以外の不具合であれば大抵改善する
    • iOSのバージョンが最新版にアップデートされる事で不具合が改善する事も多い
    • 初期化直後データを全く戻していない段階で既に不具合発生の場合は、
      『iPhone本体の故障』または『ネット環境またはその他外的環境要因』判る
      (初期設定でバックアップから戻さず、【新しいiPhoneとして設定】で初期設定を終えて挙動を確認する)
  • 短所
    • iTunesがインストールされていてネットに繋がっているMacやWindows PCが必要
    • iOSの入れ替えに伴い強制的にiOSが最新版にバージョンアップされる
    • iOSの入れ替えを伴うので通信速度や中のデータ量にもよるが時間がかかる(10〜数十分程度)

 

② すべてのコンテンツと設定を消去

iPhone内のデータを消去し、iOSはそのままの状態で残す方法

  • 長所
    • MacやWindows PCが無くてもiPhone本体だけで可能(消去のみならネット環境不要)
    • iOSは入れ替えしないので現在のiOSバージョンのまま保持される
    • iOSは入れ替えせず、データや設定の消去のみなので2〜3分程度で完了できる
  • 短所
    • iOS自体(iPhoneに最初から組み込まれているアプリを含む)に問題がある場合は不具合は改善しない

 

【両方に共通】
  • iPhone内のデータが消えるので『iTunesバックアップ』『iCloudバックアップ』が無いとデータを戻せない
  • iPhone本体に故障がある場合は改善しない
  • 初期化で不具合が改善した場合、『不具合発生時刻以降のバックアップを復元』すると不具合が再発の恐れあり
    (その際は初期化前に写真や動画をパソコン内やiCloud内等に保存し、アプリは初期化後1つ1つ入れ直す)

 

上記2種類を『初期化』という言葉でここまで称しましたが厳密に言うと、

【① iTunes接続での初期化】が最新版のiOS再インストールを含む完全な初期化となり
【② すべてのコンテンツと設定を消去】
『あくまでiPhone内の自身の各種データや設定情報を消去しているだけ』となります。
(パソコンを持っていない人向けのiPhoneだけで出来る簡易的なデータ消去とお考え下さい)

本稿ではそれぞれの設定方法を記載致します。

準備が整いましたら【Pages 2】に手順の記載がありますのでご確認下さい。