目次

Fusion Drive のフォーマットと分離の設定手順

① 『⌘command と R』を押しながら電源を入れ、画面にリンゴマークが表示されたらキーから手を離し待ちます。

スクリーンショット 0028-06-05 15.32.18

② 言語選択の後に『OSXユーティリティ』が表示されたら、メニューバーの『ユーティリティ』を選択し『ターミナル』を起動します。

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③ ターミナルが起動しましたら以下のように入力し『returnキー』を押します。

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※【diskutil cs list】と入力します。(【】は除く)

④ すると以下のように表示されます。

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⑤ 赤枠内の箇所を範囲選択しコピーします。

⑥ 最下段の『-bash-3.2# 』の後に以下のように入力し『returnキー』を押します。

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※【diskutil cs delete Logical Volume Groupの番号】と入力します。(【】は除く)
 Logical Volume Groupの番号 の部分は ⌘command と V でペースト可能です。

⑦ 数秒の読み込み作業を経て以下のようになりましたら『ターミナル』を終了します。

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※ターミナルの終了は以下のようにメニューバーから行います。

⑧ ディスクユーティリティから作業が無事成功したか確認します。

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▼24GBのSSD領域 
※ 検証機はiMac(Late 2015)の1TB Fusion DriveモデルなのでSSDは24GBとなりますが、機種や年代でSSD領域の容量は変わります

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▼1TBのHDD領域

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※ 以上でFusion Drive のフォーマットと分離は完了となります。続けて統合の手順を記載します。

Fusion Drive の統合の設定手順

メニューバーの『ユーティリティ』を選択し『ターミナル』を起動します。

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⑩ ターミナルが起動しましたら以下のように入力し『returnキー』を押します。

※【diskutil list】と入力します(【】は除く)

⑪ すると以下のように表示されます。

⑫『HDD領域のディスク番号』と『SSD領域のディスク番号』を確認します。

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⑬ 新たにもう1枚ターミナルウインドウを立ち上げます。

※ 新たに立ち上げず、現状出ているウインドウの最下段『-bash-3.2# 』に書き足しても構いませんが、見易さと誤入力防止の観点から新規にターミナルウインドウの立ち上げをお勧めします。

⑭ ターミナルが起動しましたら以下のように入力し『returnキー』を押します。

※【diskutil cs create “Fusion Drive” disk0 disk1】と入力します(【】は除く)

“Fusion Drive”前後に『半角スペース』が入ります。

⑮ 数秒の読み込み作業を経て以下のようになるのを確認します。

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⑯ 新たにもう1枚ターミナルウインドウを立ち上げます。

※ 新たに立ち上げず、現状出ているウインドウの最下段『-bash-3.2# 』に書き足しても構いませんが、見易さと誤入力防止の観点から新規にターミナルウインドウの立ち上げをお勧めします。

⑰ ターミナルが起動しましたら以下のように入力し『returnキー』を押します。

※【diskutil cs list】と入力します。(【】は除く)

⑱ すると以下のように表示されます。

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▼画面全体
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『Logical Volume Groupの番号』 をコピーします。

⑳ 新たにもう1枚ターミナルウインドウを立ち上げます。

※ 新たに立ち上げず、現状出ているウインドウの最下段『-bash-3.2# 』に書き足しても構いませんが、見易さと誤入力防止の観点から新規にターミナルウインドウの立ち上げをお勧めします。

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㉑ ターミナルが起動しましたら以下のように入力し『returnキー』を押します。

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※【diskutil cs createVolume “Logical Volume Groupの番号” jhfs+ “Macintosh HD” 100%】と入力します。(【】は除く)

※  Logical Volume Groupの番号 は⑲でコピーする番号となります。

※ “Logical Volume Groupの番号 の 最初の【 ” (ダブルクォーテーション)前と、終わりの【 ” の後『半角スペース』が入ります。

※ “Macintosh HD の 最初の【 ” 前と、終わりの【 ” の後『半角スペース』が入ります。

㉒ 数秒の読み込み作業を経て以下のようになりましたら『ターミナル』を終了します。

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※ターミナルの終了は以下のようにメニューバーから行います。

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㉓ ディスクユーティリティから作業が無事成功したか確認します。

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※ 1TBのHDDと24GBのSSDが融合(=Fusion)されて、合計1.02TBの表記となっています。機種や年代でHDDやSSD領域の容量は変わります

【参考】統合前のSSDとHDDが分離している時の比較写真

▼SSDとHDDに分離した状態

▼SSDとHDDが統合されFusion Driveとなった状態

※ 以上でFusion Drive の統合は完了となります。

あとがき

※ ターミナル操作の際に【 ” 】(ダブルクォーテーション)を入力するには、【shiftキー】を押しながら【2】を押します。スクリーンショット 0028-06-05 21.28.26

本稿で使う参照リンク先

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