外付けハードディスクにOSをインストールする方法を記載します。

  • 主な検証環境
    • OS X 10.11.5 El Capitan

確認事項

外付けハードディスク(以降、外付けHDDと称す)にOSをインストールする事により、Macの不具合で通常起動ができない場合に、外付けHDD内のOSからMacを起動させる事も状況によっては可能となります。

使用するシチュエーションとしては

  • Macを起動後リンゴマーク〜デスクトップまでの途中から進まない状況でのデータ救出の可否確認
  • Mac内と違うOS環境(OSバージョン含む)を外付けHDD内に構築
  • トラブルシューティングとして問題箇所の切り分け

などに使用でき、不測の事態に備え外付けHDD、または読み書き速度や容量の観点から推奨しませんが無いよりはマシという観点で最低限16GB以上のUSBメモリ等にOSを入れておく事で、Macに不測の事態が起きた時に速やかに対処できる備えとして用意しておく事をお勧めしたく本稿にその方法を記載いたします。

■ 備考
Macに何らかの異常動作が起きた場合に、外付けHDD内のOS環境でも同様に起きるか否かを比較確認します。

そこで
外付けHDD内のOS環境では問題が発生しない場合は【Macは故障してない】 
(=ソフトウェア起因もしくはネット環境などを含めた環境要因全般、もしくは設定方法間違いなどの人的ミスのいずれかと判明するので最悪でも初期化で治り修理は不要)
と【問題箇所がどこにあるかの大まかな切り分け】ができます。

またMacの修理は高額になる事も多々あるので、Mac内蔵ストレージ(HDDやSSD)のみの故障であれば、外付けHDD内のOSから起動し使い続ける事も可能となり、買い替えや修理に出すまでの間も通常通り使用する事が出来ます。

さらに別の外付けHDD等にTime Machineバックアップを日頃取っている場合は、Mac内蔵ストレージの故障があっても、外付けHDDに【別の外付けHDDにあるTime Machine】を丸ごと復元する事も可能となります。

なので1つの外付けHDDにはTime Machineバックアップを作成し、もう1つのHDDにはOSをインストールするなりTime Machineから丸ごと復元する受け皿として用意しておけば不測の事態の備えとしては充分だと思います。

■ 重要 
作業開始の前に、使用する外付けHDDを以前記載の『外付けハードディスクのフォーマット方法』の手順でフォーマットしてから行って下さい。

本稿では

の各ページにそれぞれの手順を記載してますのでご確認下さい。